2010/03/03

チリの大地震の影響で・・・

毎年開催されている「ソフトテニスチャレンジ」という日本を代表するソフトテニスプレーヤー達が子供達と試合をしたり、講習会をしたりするするイベントのために仙台に行ってきました。

イベント開催日当日、ホテルをチェックアウトする前に手にした 新聞にチリM8.8の大地震という記事が一面に掲載されており、前日に海の向こうで起こった大惨事を知ることになります。

前日午後から夜まで試合会場となる塩釜にある市体育館にて下準備して当日も早朝から、皆で9時の開場に向けて念入りに準備をしました。この日集まったのは約1000名の小学生・中学生・高校生。地元では見ることの出来ない、世界レベルの選手達のプレーに胸をときめかせています。

スタジアムDJとしてオープニングの映像に向けて、僕のアナウンスが会場内に響きわたります。感動の映像が流れて、選手が入場して、プロデューサーの小峯秋二さんからメッセージ送られ、選手達からサインボールが投げ込まれて、とすべて円滑に進んでいました。

午前中はガチンコ勝負、午後からは講習会とキッズの選手へのチャレンジなどで構成されるプログラムですが、午前中の試合終了後に会場内にプロデューサーより残念なお知らせが。

「昨日のチリ沖の大地震の影響で、ここ塩釜の沿岸部に避難勧告がでております。ご家族の安否なども不安視される中、午前の二試合を終了したこの段階で当イベントを中止せざるを得なくなりました」

場内には、「えー!!!」という驚きの声が響きました。が、僕が驚いたのはそのすぐ後のこと。「えー」の数秒後には、観客の子供達から「素晴らしい試合を見せてくれてありがとう!」という思いのこもった拍手が場内に響き渡ったのであります。感動で涙がでました。
選手達は、スタッフとともに帰路につく子供達を退場口にてお見送り。これも、選手から「皆を見送ろう!」という自発的なアクションでありました。

30分後、本当ならイベントが絶頂期をむかえる体育館はその時間には既にもぬけの殻となりました。しかし、一歩外にでて目のあたりにしたのは、避難勧告によりこの体育館に大きな荷物を抱えて避難してきたおじいちゃん・おばあちゃん達。駐車場にもたくさんの車が集まってきていました。そして、TVでは、記憶に新しいかと思いますが、岩手から宮城にかけての「大津波警報」と日本地図。

これが現実か。 これが現実です。

現に、かつてこの地方は、1960年のチリで発生した地震の影響で大きな津波の被害を被っている場所なのですから。

イベントとしては残念ではありますが、「人命第一」まして子供の命を預かるイベントですから、当然のジャッジであり、早急な判断はすばらしかったと思います。スタッフ皆、いつかまたここで子供達に見せてあげたいという思いを胸に、予定していた帰宅時間よりも4時間ばかりはやく帰路につきました。

来年は、どこでやるのでしょうか? 個人的には、塩釜の子供達に「帰ってきました!」と言いたい。

1 件のコメント:

名古屋のさすらい人 さんのコメント...

児玉さん、ソフチャレ宮城お疲れさまでした。
児玉さんのこのブログを読んで、図らずもまた涙してしまいました。
今や児玉さんはソフチャレの顔となっています。思えば第1回の川崎でのイベント終了後の打ち上げパーティーで、ソフトテニスのことを何もわからないまま大役を果たされ、安堵の表情でソファーに座っておられた児玉さんとお話しさせていただいたことを思い出します。
もう児玉さんはソフチャレになくてはならない人になっています。
これからもよろしくお願いいたします。
できたらまた塩釜に行きたいですね。
ありがとうございました。