2009/02/07

ことのまま、ことのまま

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。と始まる方丈記。
この日本の三大随筆としても有名な「方丈記」を書いたのが賀茂御祖神社(下鴨神社)に生まれた「鴨長明」で、古文の授業やサウンドが懐かしい感じがします。それはさておき・・・

先日から色々と調べている日本の事。この国には、昔まだ東京が武蔵国と呼ばれていた10世紀から11世紀頃に各地方の一番格式の高い神社として「一の宮」が選定されたといわれています。例えば、山城国(今の京都)であれば先に登場した上賀茂神社・下鴨神社、諏訪国なら諏訪大社というように各地にあるわけです。ある日、静岡地方を調べていたら「コトダマ」の神様を祀る一の宮があるという情報が。これは気になる。気になってしまうと、目でみたり、体験しないと気が済まない性分の僕であります。

「熱海に滞在している間に、行ってしまおう!アタミも静岡、この神社も静岡なら近いっしょ!」

ということで、遠江国一の宮「事任八幡宮(ことのままはちまんぐう」にいってきました。場所は掛川。
熱海が限りなく神奈川寄りだという事を忘れていましたが、熱海ー掛川は東京ー熱海間よりも遠く熱海から2時間強、静岡や安倍川を越して浜松にほど近い場所です。掛川からこの神社までは7kmの道のり。この場所では1200年の歴史がありますが、国道を渡った反対側の山にはそれよりも800年近くの歴史があるようで、己等乃麻知比売命(ことのまちひめのみこと)をまつり、こと=言葉として言霊の神様と言われています。巫女さんと会話をし、「遠くからきたねー。お茶でもどうぞ!」と社屋でお茶と豆まきのマメをいただきました。

帰りは、駅まで歩き。7kmは思いのほか遠く、1時間以上も何も無い国道を歩きました。歩いたついでに、1994年に復元された山内一豊の居城「掛川城」に立ち寄ってきました。

鴨長明はこの事任八幡宮を訪れ、以下のように詠んでいます。
「またも来ん わがねぎのことのままならば、 しばし散らすな 木々のもみじ葉」 1200年前の遷宮以前にあった本宮山の社

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